消防の仕事
消防(しょうぼう)の仕事(しごと)は、主(おも)に次(つぎ)の3つに分(わ)けることができます。
1.火事(かじ)にならないようにすること
2.万(まん)が一(いち)、火事(かじ)やそのほかの災害(さいがい)が起(お)きてしまったときに備(そな)えること
3.火事(かじ)を消(け)したり、病気(びょうき)や怪我(けが)をした人(ひと)を手当(てあて)したり、災害現場(さいがいげんば)で実際(じっさい)に活動(かつどう)すること
1.火事(かじ)にならないようにすること
火事(かじ)にならないよう、みんなに呼(よ)びかけたり、注意(ちゅうい)したりします。
ガソリンや灯油(とうゆ)などの法律(ほうりつ)で決(き)められている危険物(きけんぶつ)を扱(あつか)うガソリンスタンドや工場(こうじょう)などが、安全(あんぜん)かどうかを調(しら)べたりしています。
学校(がっこう)や病院(びょういん)、ホテルなど、人(ひと)がたくさん集(あつ)まる場所(ばしょ)には、火(ひ)を消(け)すための設備(せつび)<注1>や火事(かじ)の時(とき)に逃(に)げるための設備(せつび)<注2>、火事(かじ)を知(し)らせる設備(せつび)<注3>などを付(つ)けることが法律(ほうりつ)で決(き)まっています。それらの物(もの)がしっかりと付(つ)いているかや動(うご)くかどうかなどを調(しら)べたりしています。
注1:消火器(しょうかき)やスプリンクラーなど
注2:避難袋(ひなんぶくろ)や避難(ひなん)はしごなど
注3:火災報知器(かさいほうちき)など
2.万(まん)が一(いち)、火事(かじ)やそのほかの災害(さいがい)が起(お)きてしまったときに備(そな)えること
消火器(しょうかき)の使(つか)い方(かた)や地震(じしん)や火事(かじ)が起(お)きたときの逃(に)げ方(かた)などを教(おし)えます。
怪我(けが)をした人(ひと)の応急手当(おうきゅうてあて)や心臓(しんぞう)マッサージ、人工呼吸(じんこうこきゅう)、AED<注1>のやり方(かた)を教(おし)えます。
注1:心臓(しんぞう)に電気(でんき)ショックを与(あた)える機械(きかい)
3.火事(かじ)を消(け)したり、病気(びょうき)や怪我(けが)をした人(ひと)を手当(てあて)したり、災害現場(さいがいげんば)で実際(じっさい)に活動(かつどう)すること
消火活動(しょうかかつどう)
火事(かじ)を消(け)すことは消防(しょうぼう)の代表的(だいひょうてき)な仕事(しごと)です。消(け)した後(あと)も、なんで火事(かじ)になったかや被害(ひがい)がどれだけ出(で)たかなども調(しら)べます。
救助活動(きゅうじょかつどう)
交通事故(こうつうじこ)で車(くるま)に閉(と)じ込(こ)められた人(ひと)や火事(かじ)で逃(に)げ遅(おく)れた人(ひと)などを助(たす)ける仕事(しごと)で、特別救助隊(とくべつきゅうじょたい)が出動(しゅつどう)します。救助隊員(きゅうじょたいいん)は人(ひと)を助(たす)けるために特別(とくべつ)な訓練(くんれん)をしています。
救急活動(きゅうきゅうかつどう)
病気(びょうき)や怪我(けが)をした人(ひと)を手当(てあて)して病院(びょういん)へ運(はこ)ぶ仕事(しごと)で、1日(にち)に何回(なんかい)も出動(しゅつどう)します。たくさん勉強(べんきょう)して資格(しかく)を取(と)った救急救命士(きゅうきゅうきゅうめいし)も出動(しゅつどう)します。