初期消火のポイント
(1)初期消火で消せるか?・・・即決判断!
1.燃焼物件は何か!
- 木材・紙・布類(A火災)
- 油脂類(B火災)
- 電気関係(C火災)
2.消火器具の選定!
- 消火器
- ABC粉末消火器
- 強化液消火器
- 炭酸ガス消火器など
- 水バケツ
- 水道水
- 水
- 応急消火用具
- 布
- 砂
(2)消火器の使用方法
安全ピンを抜く
ノズルを持つ
レバーを握る
消火剤が出る!
- 油脂(液体)などの火災は、直接燃えている油面に勢い良く消火剤を放射すると、火の着いた油が飛散し、かえって火面を拡大する危険性があるため、壁面を利用して反射放射する方法又は適度な距離をとって雨状に消火剤を降らせる方法が良い。
- カーテンに着火した場合は、カーテンの燃えていない部分を持って、レールから引きちぎって、天井に火が回るのを防ぐこと。
また、消火薬剤や水をかける場合は、上方から放射して下方に流れるようにすること。
- 自分の着ている衣類に火がついた場合は、直ちに床面(地面)に伏せて転がって消火する方法が良い。
走ったり、立ったまま叩いて消そうとすると、かえって燃焼を助長し、煙を吸い込み気管内熱傷を起こしたりし、生命にも危険が生ずるので注意すること。
(3)初期消火の目安
初期消火の目安は、一般に炎が天井に達するまでです。