Q.消防ポンプ車と救急車が一緒に出動するのはどんなとき?
A.消防ポンプ自動車(Pumper)と救急自動車(Ambulance)が救急現場に同時に出動するような出動隊形を「PA連携」と呼びます。
交通事故や傷病者の搬出が困難な現場では、救急隊だけの活動では、迅速な対応ができない場合があります。PA連携は、救急隊がポンプ車隊と連携することによって、傷病者を早期に医療機関へ搬送することを目的としています。
また、PA連携として出場するポンプ車隊には、傷病者を固定する資機材や応急処置用資機材、AED(自動体外式除細動器)等を積載しており、それらを扱うことのできる救急技術の資格を有した隊員が搭乗しています。
ポンプ車隊が同時出動する場合は、次のようなときを想定しています。
1 傷病者が心肺停止若しくは心肺停止の疑い又は重症と思われるとき。
2 交通事故
3 高所からの墜落又は転落事故
4 救急隊だけでは、救出又は救護が困難と思われるとき。
なお、PA連携として出場する消防ポンプ自動車のサイレンの音は「ウー ウー」(サイレン音のみ。PA連携に限らず火災以外の出動は、すべてこの音)を使用しており、火災出動時の「ウー カン カン カン」(サイレン音と警鐘)と区別しています。
お問い合わせ先:匝瑳消防署救急班 0479-72-0119
横芝光消防署救急班 0479-80-0119